インドの旅 インド周辺諸国の歴史

この間も載せたけど、アッサムとは、ここにあります。

ミャンマー、バングラディッシュ、チベット、ブータンに囲まれています。アッサムを出てジャイプールに帰ってきて3日目の今日、未だにこのプロテスティングの状況を飲み込めていません。色んな話を聞くのに、何かがしっくり来ないのです。それは、アッサム周辺の歴史を知らないからなんじゃないかと思いました。なので、今日は周辺諸国とインドとアッサムについて、勉強してみたいと思います。

  • ○ミャンマー(旧ビルマ)は昔、アッサムに侵攻し吸収。イギリスとの戦争に負けてイギリス領インドにアッサムもミャンマーも合併される。その後ミャンマーは独立するが、アッサムはインド領に。ミャンマーは9割が仏教徒で、国軍がイスラム教徒を虐殺しているそうで(有名なのはロヒンギャ族)、数十万人の難民がバングラディッシュに流れたそう。

  • ○バングラディシュもまたイギリスの旧植民地。イスラム教徒の国。世界で最も人口密度が高い国。また、アジア最低の労働コストで世界のファーストファッション業などの工場に使われている。

  • またこのバングラディシュの歴史が複雑で、イギリスが、イスラム教徒の「パキスタン」と「東パキスタン」(現在のバングラディシュ、アッサムの一部地域)、ヒンドゥー教徒の「インド」に分けてしまったわけです。



そして後に、インドが加担して東パキスタンは西パキスタンとの戦争に勝ち、独立します。それが「バングラディッシュ」となったのだけど、その戦争の時に、東パキスタン(バングラディッシュ)からアッサムに逃げたイスラム教徒達が数十万人の不法移民となっているんだそうな。

  • ○パキスタンは、イスラームやムハンマドに対する批判をした場合、投獄や死刑と言うほど、とても厳格なイスラム教国家。インドとはカシミール地方を取り合ったりと常に対抗していて、核兵器も持っている。インドの反対側の隣国はアフガニスタン、イラン。



パキスタンのことを調べると、インドとの対立の事と、同じくイスラム教国家のアフガニスタンとの関係のことが沢山出てきて、頭が今度はそっちのことでいっぱいになった。

  • インドはCABで、移住を認める対象として、イスラム教徒以外のアフガニスタン、パキスタン、バングラディシュの人々としています。

  • そういえばパキスタンとアフガニスタンといえば、つい先日暗殺されてしまった中村さんというおじいちゃん医師が何十年も支援活動をしていた場所だ。

  • アメリカがイラク戦争を仕掛け、イラクはボロボロになり、テロリスト・アルカイーダがアメリカでテロを起こしたとして(9.11)、そこから泥沼のアフガニスタン戦争が始まった。


ISILが生まれ、イスラム国が生まれ、またアメリカやフランスが空爆し、飢餓、麻薬、病気の蔓延。。アフガニスタンの状態は本当に目を瞑りたくなる。イラクもそうだけど。

  • アメリカや他諸国がイラク、イラン、アフガニスタンに拘るのはガス、石油などのエネルギー権益のためだということを言う人がいるけど、その為に戦争を始めたか始めてないかに関わらず、全部繋がっているのは確かだと思う。

  • イラク、イラン、アフガニスタン、パキスタン、バングラディッシュ、インド、ネパール、チベット、中国、ミャンマー、と全部が繋がって、この話が生まれているんだ。



  • ○チベットは、中国が侵攻を繰り返して国土を失い、国王のダライラマや国民はインドへ亡命、北インドのダラムサラに亡命政府を作り現在もそこで暮らしている。中国領チベットへ残った人たちはチベット仏教の信仰を許されず、中国人として生きる事を強制されています。一方でインドではモンゴリアンの出自はカーストが最下層で、差別に合うし、仕事も選べないんだとか。

  • ○ブータンは、高いヒマラヤ山脈にある。世界一幸福度の高い国として有名だ。チベットからの難民もいるけど、地形から山を超えるのが厳しく、インドやネパールに比べて少ないそうだ。中国よりもインドとの交流が多く、インド軍が駐在していたり、インドに電力を売って資金を調達したりしているらしい。2003年にインドからの要求に従い、6年間ブータン国内に潜伏していた3000人のアッサム・ゲリラの追放作戦を行ったらしい。ここでもやはり出てきたアッサム。



こうやってみると、チベットって大きい!

  • ○最後にネパール。チベットとインドの間に挟まれている。インドとネパールの国民はビザなし、パスポートなしで行き来できるし、ネパール人はインドで自由に働くことができるそうです。一番インドと結び付きが強い国。国王制が終わったのは2000年に入ってからで、現在は共産党が第一党。ネパールは81%がヒンドゥー教、9%が仏教、7%がイスラム教。

  • ネパールも変わった国です。っていうか、どの国も変わってる!

  • 本当に特徴的!

  • いったいアッサムに何が起きているのか、少し分かりましたか?

  • 私は知る前より少し理解できた気がします。


2012年ですが、こんな情報もありました。チベット語族であるボド族と、バングラディッシュから移住してきたイスラム教徒は、アッサム人口の33%を占めるほどになっている。ボド族は6%弱、昔は祖先崇拝とアニミズムを信仰だったけど、現在では9割がヒンドゥ教徒。アッサム全体でも41%がヒンドゥー教らしい。たぶん今ではもっとイスラム教徒が増えてるんじゃないだろうか?ベンガル人(バングラディシュ人など)は増え、ネイティブアッサム人は減っていると言っている動画があった。

  • ここまで調べてきて、一つの側面として受け取ったのは、宗教抗争。今書いた全部の国が宗教色が強い!!強すぎる!!ここに、今回出てこなかった世界最大で世界最悪の戦争をしまくっているキリスト教がちょっかいを出す。

  • こんな宗教抗争はいつまで続くのかと暗澹とした気持ちになったけど、ふと思い出した。いままで出会ってきた若いインド人たちは全然宗教に熱心じゃなかった。私の友達の日本の宗教者も全然熱心じゃない。欧米でも若者のキリスト教徒が減っているというデータがある。

  • イスラム教はそれに反して、道徳的な秩序を求めてキリスト教からイスラム教に改宗する人が増えているらしい。同じく、仏教に改宗する人も多いらしい。

  • この荒んだ世界に嫌気がさしているんだね。

  • 自由に選べる時代になればなるほど、自分で道徳を探すようになる。

  • あ、やっぱり未来は明るいや!と思ったのでした。

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プロフィール

志和 樹果(Mikika Shiwa)

Author:志和 樹果(Mikika Shiwa)
1992年へその緒を首に巻いて死にかけながら生まれ落ちる。高知県足摺半島で育ち、音楽と芸術に没頭、中学卒業と同時に旅人になる。ギターとハーモニカを持ってライブを重ね、16歳で自主制作1stアルバム「こもど」を作って売り歩く。18歳のときドイツに渡り、路上で歌いながら1年ちょっと、世界23ヶ国の旅をする。その後ユウタと出会い、バンド the Old Wooden Band や録音を始める。22歳になって、Great Spirit と名付けたバンドで突然ドラムを担当することになり、メンバー4人のみでアメリカブルースの道を辿るツアーを決行し、その珍道中を収めた「日常と長い夜~Everyday and Hard Night~」というロードムービーを制作。現在は高知県西部の古民家で録音スタジオ「二十億光年スタジオ」を作り、録音やバンド活動をしながら、まだまだ旅の途中。
The Old Wooden Band 動画 ↑ここをクリックするとyoutubeに飛びます。

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