インドの旅 ガンガーの火葬場

バラナシのガンガー(ガンジス川)のほとりを歩いていると、火葬場に行き当たった。ああ、写真で見たことあるな~と思って遠目に見ていたら、地元のお兄ちゃんが案内してくれて、高いところで燃やすのはカーストの上の人、低いところで燃やすのはカーストの下の人、火葬場の仕事をしている人は最下層の人、サンダルウッドの粉を塗って、マンゴーの木で燃やすから死体の匂いがしないとか、色々教えてくれたんだ。確かに、相当煙を吸ってしまったけど、嫌な匂いが全然しないのだ。

なんとその目と鼻の先の川の上では、結婚式が行われている。

あの船で結婚式してるんだよって言われた。

  • また、別の結婚パーティのパレードの1番後ろに、えっさほっさと死体を担いだ男たちがたまたま居たのも見て、それにも驚いた。



  • 焼くのは3時間らしいけど、それでも追いつくのか?っていうぐらい、次から次へと黄色の布と花に包まれた死体が担がれてくる。まず重りで計って、薪の量を決めるんだとか。それで死体を川にそのまま入れて清め、それから薪と死体を組んでいく。24時間焼き続ているらしい。




  • 火葬場からほんの数メートル離れた場所には仏教徒達がお経を唱え、その横に置いてある薪は仏教徒たちのための薪(名前を忘れてしまったけど、マンゴーの木とは別の木)だと言う。

  • 火葬をしているのはヒンディー教。なんともカオスな話しばかりなのだけど、本当に嫌な感じが何にもなかった。




  • 死体も怖くないどころか、何にも感じなかった。当たり前にそこにある。自然だった。

  • 女は泣くから、ここでは取り乱して泣いてはいけないから女は家にいるのだと言ってたけど、泣いている男の人がいた。ははは。でも確かに悲観的になる場所ではないような気がした。



  • カースト制度のことや、子どもや妊婦さんの死体を川に流すことや、話を聞いていると色々思うことはあったけども、日本の目に見えない固くて冷たい火葬場よりも、目に見えて優しくて暖かいこの火葬場の方がいいなと思った。

  • 何しろ、集まってこの火で暖をとってる人とかいるんだから。牛も犬もヤギも人も色んな奴らが寛いでいて、死がファンタジックでリアル。




  • バラナシはこの火葬場に関わらず、街全体が独特な雰囲気を醸し出していて、これは確かにカルチャーショック。

  • 変な話、私は未知の世界っていうより、人から聞いてた話をなぞって旅してるんじゃないかって感じがするんだけど、その上でも更にカルチャーショック。(笑)つまり、ネタバレしてても面白い映画みたいな。

1

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

志和 樹果(Mikika Shiwa)

Author:志和 樹果(Mikika Shiwa)
1992年へその緒を首に巻いて死にかけながら生まれ落ちる。高知県足摺半島で育ち、音楽と芸術に没頭、中学卒業と同時に旅人になる。ギターとハーモニカを持ってライブを重ね、16歳で自主制作1stアルバム「こもど」を作って売り歩く。18歳のときドイツに渡り、路上で歌いながら1年ちょっと、世界23ヶ国の旅をする。その後ユウタと出会い、バンド the Old Wooden Band や録音を始める。22歳になって、Great Spirit と名付けたバンドで突然ドラムを担当することになり、メンバー4人のみでアメリカブルースの道を辿るツアーを決行し、その珍道中を収めた「日常と長い夜~Everyday and Hard Night~」というロードムービーを制作。現在は高知県西部の古民家で録音スタジオ「二十億光年スタジオ」を作り、録音やバンド活動をしながら、まだまだ旅の途中。
The Old Wooden Band 動画 ↑ここをクリックするとyoutubeに飛びます。

最新記事
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント
リンク
月別アーカイブ