グレスピの再会!

Great Spirit、通称グレスピ、5ヶ月ぶりの再会!
アメリカツアーからほとんど会わずに、うちらは大月町への引越しや録音スタジオ作り、マナちゃんと洋平くんは台湾でタイル張りのアートをやったり、お互いの道を切り開いてて、昨日久しぶりに再会しました。

アメリカツアーの映画上映をして、その後ライブ。私とユウタくんは前日に行くことを決め、ユウタくんは生まれて初めて自分の映像を見ることに。今回の映像はおろか、卒業写真だってまともに見ることができなかった彼。しかもその事を自らライブのMCで話したことに驚き!30を目前にしてすごい成長を遂げているユウタくんです(笑)。いくつになろうと、成長して行くのが一番なのです。

そんなこんなで練習どころか打ち合わせも1回もないまま、グレスピはライブに挑むことに。しかも最初アンプラグド(アコースティック)でやるはずが、気が付けばベースとマイクを借り、エレキギターを繋ぎ、おもいっきしプラグドになってるしー!(それもみんなで打ち合わせなく、話がポンポンポンと進んで、流れでそうなっていった。)

マナちゃんは、曲を覚えてない、私も永らくドラムを触ってない、洋平くんはベースを1本も持ってすらない、たまに自己練してたのはユウタくんぐらいなもんです。

みんな不安があったけど、だけどどことなく、安心感もあって、みんなの顔を見ればそれが分かった。なんで安心感があったんだろう。やっぱりアメリカでずっと、突然のライブ続きだったり、色んなトラブルを乗り越えて来たからかな。

アメリカから帰ってきたときは疲れ果ててて、実は顔を合わせたくなかったんだけど、家族みたいなものなんやろうねと、ユウタくんと言いました。家族も顔を合わせたくない時よくあるし、でも逆に会わなかったらどうしてるかな、どんなこと考えてるかな、って頭に浮かぶ。ずっとどこかで気にしてて、いいことがあったら嬉しいし、悪いことがあったら悲しいし。


で、映画上映が終わって、ライブとなりました。一言で言うと、久々のグレスピは楽しかった。言葉でなく、出す音で会話してた。

ただ、場所的に音量を抑えてたことや、みんな探り探りなとこがあって、思いっきりやったって感じではなかった。現に見てた人にパッとしなかったと言われたし。

だけど偶然にもその日は夜、近くのライブハウスで同じ主催者のライブが開催される。リハで音を聞いて?かなんか分からないけど、夜も来るなら演奏してよと言ってくれ、ライブハウスだ、わーーーい!!

私はあまりライブハウス好きではないんだが、ドラムが叩ける、音量出せる、そこが単純に嬉しい。といってもそのライブハウス、チェロキーは他とは違って、木製の壁にロック、ブルース、フォークの私も大好きなレコードをいっぱい飾ってて、照明も割かし明るく、すごく落ち着く場所で好き。

順番は一番最後になり、ドラム叩けることに喜んだくせに、叩けるのかな~?大丈夫かな~?ってかなり不安でしたが、やっぱりどこか安心感がありました。心臓に毛が生えた?(心臓に毛が生えるって変な言葉。)

それも思い返せば、この間、スオウがドラム叩いてるの見て、心から感服して、ドンドンドンドンとずっとツービートなのに、しかも6曲か7曲かずーーーーと、なのになんて気持ちいいんだ!!!(もちろんそれに合わせて演奏した岡沢じゅんくんとプルタタがすごいことの上でなんだけど。)

あの、スオウのドラムが心に残ってたから、だから自分もやれるって思った。

色々、残ってたビールを全部空けられたり、ジュース空けられたり、ピックを何枚も持っていかれたり、色んなものが全然違う場所に片付けられてたり、この間もスオウにはやられまくったけど、本当にすごいヤツだと思う。腹立つけど、すごいヤツだと思う。

また話がそれちゃった。

で、グレスピの出番になって、直前に曲を決める。1曲、ドラムで1回も叩いたことのない曲が入ってる。キャラバンというアメリカで即興セッションから産まれた曲で、この曲は無理だと伝えたけど、結局みんなが?ユウタくんが?やりたいということでやることになった。

スオウのドラムを思い出してみる。

ズンズンズンズン。これでいいと思った。私もスオウと同じか、いやそれ以上に下手なので、バスドラムをどこで入れるかなんて、操作できない。ズンズンズンズン。これでも十分にいいドラムを叩けるはずだと頭に植え付けて、ステージに上がった。

結果、めちゃくちゃ熱いライブになった。マナちゃんは、ステージに上がる直前にこっそり、「私、今日MCできんと思うけん。」と言ったので、MCも考えてたのに(そうなった時はいつも洋平くんと私がMCする)、なにが、めちゃくちゃMCしとるやん!!熱く語っとるやん!!さっきのは誰やったんや!?(笑)マナちゃんは、いつものことながら、はちゃめちゃである。
おかげで演奏に集中できたので、ありがたかったけど。

なにより、洋平くんがノリノリなのがすごくやりやすかった。
やっぱりドラムからはマナちゃんとユウタくんの表情は見えないし、見えるのは背中だけ。ベースの洋平くんが前を見、後ろを見、リズムに合わせて動き回ってるのが、中心で繋いでくれてるという感じがする。

ユウタくんのギターもサエサエ、ルンルン、キャピキャピ。顔は見えないけど終始楽しそうな音が聴こえてきた。ユウタくんはすぐ音にでるので、めっちゃ分かりやすい。

そういう感じで、はっきり言って、荒くて、粗すぎるライブなんやけど、全身でみんなが楽しんでやったライブだった。

聴いてたみんなも、ノッてくれてたみんなも、グルーヴが最高!と言ってくれた。グルーヴってどうやったら出せるかって、アメリカで散々話した課題だったから、意識的にやったわけじゃないけど、めちゃくちゃ嬉しかった。

そして泣いたというおじさんが続出。

おじさんキラーのグレスピ(笑)。なにしろ、高知、愛媛のブルースおじさん達に育てられてるから。

さっき書いた、昼間のライブでパッとしなかったと言った人も、「やられたわ~!大ファンになった!」とユウタくんに言ってくれたらしい。

和中さんも私の10穴ブルースハープを全部の半音階が出せるクロマチックハーモニカかと思ったって言ってくれて、めっちゃ嬉しかった。

でもね、とんぺいさんが撮ってくれるって言ってたビデオみるのちょー怖いです。だって絶対めちゃくちゃだもん。撮れてなかったことを願いたい。(笑)

マナちゃんと洋平くんがどう思ったかは分からないけど、ユウタくんは昨日のことで、かなり変わった。色んな嫌なこともふっきれたし、自分の新たなギタースタイルを発見したようだ。それまでのオールドウッデンバンドのライブの積み重ねと、嫌で仕方なかった映画を最後まで見られたこに重ね夜のライブをきっかけに、ワンステージ上に上がれたみたいだ。

私も心境の変化で言えば、長くManaYoheiのサポートをやってたことにより、ManaYoheiバンド感から抜け出せなかったんだけど、やっと、やっと、グレスピになれた気がした。それは、それぞれマナちゃん洋平くんのManaYoheiの活動と、みきかとユウタのオールドウッデンバンドの活動が上手くいってるからかもしれない。それは、また、一人一人の活動も上手くいってるとも言える。うちらは、みんな曲を作るし、一人でもライブができる。それが、一つと一つがくっついて、二つになって、その二つと二つががくっついて四つになった、奇妙な、細胞のような、変なバンドなのである。


グレスピ、今でも嫌いなとこもある。でもみんなそんなもんやろう。これからどうなるかも特には未定。最高なバンドになるかもしれない。もうやらないかもしれない。そんな危うさもグレスピ。そんな安心感もグレスピ。このバンドに縛られずに、でも集まれば最高のグルーヴを産み出せる、そんなバンドにしたいなと思った。



最後に、大体バンドと、斧山さん、和中さん、チェロキーと須崎街角ギャラリー、昨日の時間を共有してくれて楽しんでくれた人たちに心からありがとう。

それから、長ーーい、グレスピ裏話を読んでくれた人、応援してくれてる人、本当にありがとう。みきかよりでした。









1

comment

管理者にだけメッセージを送る

Only the administrator may view.

Only the administrator may read this comment.
プロフィール

志和 樹果(Mikika Shiwa)

Author:志和 樹果(Mikika Shiwa)
1992年へその緒を首に巻いて死にかけながら生まれ落ちる。高知県足摺半島で育ち、音楽と芸術に没頭、中学卒業と同時に旅人になる。ギターとハーモニカを持ってライブを重ね、16歳で自主制作1stアルバム「こもど」を作って売り歩く。18歳のときドイツに渡り、路上で歌いながら1年ちょっと、世界23ヶ国の旅をする。その後ユウタと出会い、バンド the Old Wooden Band や録音を始める。22歳になって、Great Spirit と名付けたバンドで突然ドラムを担当することになり、メンバー4人のみでアメリカブルースの道を辿るツアーを決行し、その珍道中を収めた「日常と長い夜~Everyday and Hard Night~」というロードムービーを制作。現在は高知県西部の古民家で録音スタジオ「二十億光年スタジオ」を作り、録音やバンド活動をしながら、まだまだ旅の途中。
The Old Wooden Band 動画 ↑ここをクリックするとyoutubeに飛びます。

最新記事
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント
リンク
月別アーカイブ