ミュージシャンのこと

うちらはミュージシャンになりたい。今もミュージシャンやけど、理想のミュージシャンってのがまだ見えて無いけん、本物に成りきれない。

本物って何か。お金稼げること?有名なこと?ヒット曲があること?演奏が上手いこと?人を感動させられること?

全部大事かもしれんけど、うちは単純に堂々と、「ミュージシャンです。」って言えること。それだけやと思う。かっこつけたり虚勢を張ったところで、本当に自信がないと、「あ、今嘘ついてるな。」って自分で痛いほど分かるがよね。

それで、だからなんで本物になれないのか。考えて発見したこと。簡単に言うと、


どうも、うちらのやりたいことって、従来のミュージシャンがしてきたこととは違うらしい!


ということ。
好きなミュージシャンの伝記や映画を見ると、素直に感動するし憧れもするんやけど、やっぱり自分達に置き換えてみると変な違和感があって、ミュージシャンになるの無理なんじゃないかな?って何回も思った。
でもそうじゃなかったんよ!

「今までの人を参考にしてもあかんで。」

って母に言われて気がついた。そうや!なんで新しい生き方を探してるのにミュージシャン道は従来のやり方真似しようとしたんや!新しいミュージシャン道探さな!作らな!
ここに辿り着くのにもかなりかかったね。でも長いのはこれからや。


今、CDが売れないと言われ、音楽も物も飽和し、メジャーとインディーの境が曖昧になってき、ストリーミング制やハイレゾなんかが登場し、スマホで音楽を聞くようになり、コストが安くなって音源の自主製作が簡単になり、それでもメジャーデビュー、武道館、紅白を目指すことはなんら変わりなく、地球を汚染する大手企業CMのタイアップに喜び、他に新しく目指すところもなく、楽器を演奏しないミュージシャンが増え、ツアーミュージシャンは体がボロボロになり、サラリーマンのミュージシャンがひしめき合って、、、、、、




あれ?何が言いたかったんやっけ?




ああ、そうだ、だからつまり、
自分達の明るい今、未来、過去のために、


理想の生き方を思い描かな!


ということです。
音楽業界への絶望ではないのです!!むしろ今こうなってきてることが、ありがたいことなのです!!視界良好。風向き追い風。やる気がむくむくっとわいてきた。そんないきなりコロッと変わるもんじゃないけど、徐々に変わってゆけばいいよ。

理想の生き方を思い描くことはすごく大事だ。それがないとただ、消費社会に飲み込まれていく。気がついたらここがどこか私は誰か分からなくなってる。
目を閉じて思い描いてみる。
どんな世界が素晴らしい世界なのか。
戦争がない、餓えがない、地球を大切にしてる、そんなことは当たり前で、そんなことよりももっと深く1つの生き物として生きること。食べて寝て笑って歌って泣いて遊んで体を動かして誰かと喜びの交換をして育てて植えて命の混ざりあいをして、生きること。

うちが求める本物のミュージシャン(音で遊ぶ人、言葉で遊ぶ人)は、その上にあったんや。







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プロフィール

志和 樹果(Mikika Shiwa)

Author:志和 樹果(Mikika Shiwa)
1992年へその緒を首に巻いて死にかけながら生まれ落ちる。高知県足摺半島で育ち、音楽と芸術に没頭、中学卒業と同時に旅人になる。ギターとハーモニカを持ってライブを重ね、16歳で自主制作1stアルバム「こもど」を作って売り歩く。18歳のときドイツに渡り、路上で歌いながら1年ちょっと、世界23ヶ国の旅をする。その後ユウタと出会い、バンド the Old Wooden Band や録音を始める。22歳になって、Great Spirit と名付けたバンドで突然ドラムを担当することになり、メンバー4人のみでアメリカブルースの道を辿るツアーを決行し、その珍道中を収めた「日常と長い夜~Everyday and Hard Night~」というロードムービーを制作。現在は高知県西部の古民家で録音スタジオ「二十億光年スタジオ」を作り、録音やバンド活動をしながら、まだまだ旅の途中。
The Old Wooden Band 動画 ↑ここをクリックするとyoutubeに飛びます。

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