キリン

キリンという男はとにかく面白い。
私たちは麒麟味醂という
2ピースバンドをやってるわけだが、
(実際はギター2本とボーカルのみやけど、
パーカッション&ギター&ボーカル担当のキリンと
ベース&エレキギター&コーラス担当のみきかのバンド
と言ったほうがしっくりくる気がする。)
そういうわけだが、一緒にやっていて、
ライブの時いつも何が起こるか分からない。
一番すごかったのはもちろん、窪川のコスモス祭りで
「走れ〜〜〜〜〜〜!!!みきか走れ〜〜〜〜〜〜!!
みきか走れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
と叫びながら汗を振りまいて聴衆の周りを一周走ったこと。
過去にも色々あったらしい。
それはそれはひんしゅくを買うようなあれやこれも。(笑)
最初、私はそれにどう対応したらいいのか分からなかったし、
キリンさんがどうして欲しいのかも分からなかった。
温厚に歌って来た私にはそんな経験がなかったから。(笑)
コスモス祭りの時も、走るキリンさんを目で追いながら、
え〜おい走るべきか〜ここにいるべきか〜あ〜
と焦って立ち尽くしているうちにキリンさんが帰って来た。
それは前にもブログに書いた気がするけど。
それが最近、キリンさんのことがよく分かってきて、
合わすことができるようになったみたいで、
一緒に波に乗れる!
やけんライブがめっちゃ楽しい!
エレキギターにもだいぶ慣れてきて余裕ができたせいもあると思う。
一緒に盛り上がれることがなにより楽しい。
おとといのシェカド・ライブも楽しかった〜!
ゆうたくんいわく、おとといは特に
みきかがいつも以上にはじけちょって、
ギターソロがキマった瞬間、「どうや。」っていう
笑みを浮かべちょったと(笑)。ほんまかい。

キリンさんって、うちがちょっとトチったり
思いっきりはずしたりしてもカバーしてくれる。
意識的にか無意識にか分からんけど、
なんとなくうやむやにしてくれてすごい。
いったいどうゆうカラクリか不思議やけど
はずしたけど大丈夫やった、と思えるのは
キリンさんがわざとっぽく見せてくれるというか
砕いてくれるというか、ん〜とにかく、
近頃はキリンさんをものすごく尊敬している。
ミュージシャンとして。
「ミュージシャンである前に人として好きです。」と
シェカドで共演したあるギタリストが
あるシンガーにそう言いよったけど、
人として好きです。と言われるよりも
ミュージシャンとして好きです。
と言われた方が私は嬉しい気がする。
ということは人として最悪でもいいかもしれん。
それでミュージシャンとしても最悪やったら
救いようがないけど(笑)。
「あいつはほんと音楽やってなかったら
ただのろくでなしだよ!」
という言葉を聞くことがあるよね。
音楽以外の芸術家にも。
ただの酔っぱらいだよ!とか迷惑者だよ!とか。
身近な人からメジャーな人まで。
それでもその個性が認められる人って本当にすごい。
まあろくでなしっても
みんないいとこがそれぞれあるんだけど。
最近の私は性格が悪いらしい(笑)。
きつくて悪態をついて
めんどくさいと言うのが口癖らしい。
そう言われたので考えてみた。
あ、ろくでなしはキリンさんじゃなくて私ね(笑)。

そういえばキリンさんがおとといのシェカド・ライブで、
手足をジタバタさせながら、
「めんどくせ〜〜!!!!!めんどくせ〜〜!!!!」
とアドリブで叫んでいた(爆笑)。
いいねえ。
やっぱ気分がスカッとするのかね。
先輩、最高です。
悪い人間になろう。ということではない。
自分のそのままでやろう。と思う。
汚いところ、ばかなところ、冷たいところも
そのままでやろう。
あったかいふりをする必要はない。
優しい人ぶらんでいい。
人はそのままで十分あったかいし、優しいからね。
うちは冷たい人間やと最近気づいたんよ。
でも優しい部分もあると思うんや。たぶん。
そのままでやろう。

キリンさんぐらい思いっきり叫んでみたいな。
気い使い者は思いっきり叫ぶことができない。
うちなんかは海とか山とかの
誰もおらんところでもなぜかできん。
たぶん子どもの頃の教育のせいやと思う。
でもライブならちょっとだけできるけん気持ちがいい。
特に麒麟味醂やとキリンさんのおかげで好き勝手できる。
「ああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああ!!」
って叫ぶ練習中。


そんな私ですが、
志和樹果ソロ企画、
にゅーアルバムを製作中。
なんとも無謀な私は、
ドラムをズダダダダダンて叩く、
バイオリンをギーていわす、
トランペットをブーて吹くなんてことばかり、
本業のギターはあんまり弾いてない?
という始末で、本当のひとりきり、
ひとり寂しく、といいつつ、
人からの電話も出ず、
しまいにはケータイの電源まで切って、
ご飯も食べず録音に没頭中。
ときどき抜け出せないような渦にのまれたり、
ハイになって踊ったり、
楽しんで録音中。
こんな狭い部屋でやってます。
乞うご期待。



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プロフィール

志和 樹果(Mikika Shiwa)

Author:志和 樹果(Mikika Shiwa)
1992年へその緒を首に巻いて死にかけながら生まれ落ちる。高知県足摺半島で育ち、音楽と芸術に没頭、中学卒業と同時に旅人になる。ギターとハーモニカを持ってライブを重ね、16歳で自主制作1stアルバム「こもど」を作って売り歩く。18歳のときドイツに渡り、路上で歌いながら1年ちょっと、世界23ヶ国の旅をする。その後ユウタと出会い、バンド the Old Wooden Band や録音を始める。22歳になって、Great Spirit と名付けたバンドで突然ドラムを担当することになり、メンバー4人のみでアメリカブルースの道を辿るツアーを決行し、その珍道中を収めた「日常と長い夜~Everyday and Hard Night~」というロードムービーを制作。現在は高知県西部の古民家で録音スタジオ「二十億光年スタジオ」を作り、録音やバンド活動をしながら、まだまだ旅の途中。
The Old Wooden Band 動画 ↑ここをクリックするとyoutubeに飛びます。

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