ちゃい

「お犬様ちゃい」
ちゃいっていう名前は実は私が提案した。
初代飼い主のさとりはもく(妹)が付けたって
言いよったらしいけど。
もくは「茶色いけん〜、、、、、
コーヒー牛乳じゃないしな〜、、、ミルクティー?」
って言うた。
(もくは猫にもチョコって名前を付けたり甘いもの好き)
んでうちが「それやったら"チャイ"やろ」
ってつぶやいたのをもくがさとりに言うた。
さとりのカフェ「たぬき」のメニューには
インドのミルクティー”チャイ”があったけん。
さとりはえいね!ってちゃいにした。
あれ?この話からすると
うちはつぶやいただけやけん
やっぱり提案したのはもくやね!(笑)

その後成犬になったちゃいを残して
さとりは天国へ旅立ちまして
その後、一緒にカフェ「たぬき」をしよった
アルパカくんが引きとったっていうか
そのままちゃいと店の横に住んでいた。
でアルパカ君が結婚しましてそこを出まして
うちがヨーロッパに行っちょうあいだに
せいこちゃん(母)が飼うことになったらしい。

そんな人生経験、、、、、
犬生経験?(笑)豊富なちゃいは、
まだ2歳とは思えんほどの落ち着きようで
おばあちゃんだといつも間違われる。
そんでよくため息を付く(笑)


今回はそんなちゃいの話。
私は、
せいこちゃんがおらんかった10日の間
ずっと世話をしよって改めて分かったことがある。


こいつめっちゃかわいいーーーーー♡♡(笑)


親バカではないと思う。
育ててないけん。
まあ子どものころから知っちょう
近所の子を預かったみたいな感じ?

夜はいっつもさとりと寝、アルパカくんと寝、
せいこちゃんと寝、要するにほとんど
ひとりで寝たことがないちゃいは
初めてひとりでせいこちゃんの部屋で寝た。
うちの部屋は狭くて(きたなくて)寝れんけん。
そしたら夜中にク〜ンク〜ンって泣きよう!!!
見に行ったら顔なめてきて寝た。
さみしいがや〜〜〜♡♡♡
これが毎晩やけん結局
うちがせいこちゃんの部屋で寝よったがやけど
暑いがやにめっちゃくっついてくる。

ちゃいはちょーさみしがりやというか
置いて行かれるのをすっごい嫌がる。
これは飼い主が変わったせいじゃなく
さとりが飼いよった時から。
ふだんほとんど吠えずおとなしいちゃいが
家に置いて行くと家の扉、座布団、イスがぼろぼろ。
車の中に置いて行くと(ご飯食べに行ったり買い物とかで)
座席、窓のゴム、屋根がぼろぼろ。
シートベルトも何個か切れた。
もちろん飼い主たちは怒る。
でもいっつも怒られたらすぐに「ごめんなちゃい」
ってひっくり返って耳伏せるがやに
その置いて行かれたときだけは
むしろちゃいがカンカン!
わう〜〜〜〜〜〜わう〜〜〜〜〜!!!
「何で置いて行ったがよ!!!!!!」
ってめっちゃ怒る怒る。
後々ごめんなちゃいをするけど
そのときは正当な理由?があるので
みんなぼろぼろの家や車を見て
「は〜〜。。。(ため息)」

というわけでうちもどこ行くにも連れ歩きました。
車は30分以内に戻るとセーーフ。
それ以上長い場合はできるだけ外に。
(普段から放し飼いなのでむちゃはしないし
遠くも行かないしケンカもほとんどしない。
ちゃいが人をかむとかありえんと言い切れる。)

「この人、自分を人間やと思うちょう」
ってせいこちゃんは言う。
生命平等を訴える犬。正しい!(笑)
でも犬だけあって主従関係は偉いもの。
今はせいこちゃんトップ、
たぶんうちは長女ぐらいな感じでちゃいはその次、
ジャン(犬)を預かっちょった時はその次がジャン、
それから猫たち。(今の猫たちはちゃいより若い)
ちゃいはジャンが大好きやけど
ジャンがうちらの言うこと聞かんかったら
ジャンを怒る。っていうか叱る。(笑)


ちゃいは人間の言葉が分かる。
そうとしか思えん。
どこに行くかも何をするかも
うちらが何を話しようかも全部分かっちょう。
今日も海のバザールで姉妹犬と
数秒ケンカした時の話をせいこちゃんにしようと
ちゃいをなでながら、
「この前よ、海のバザールでちゃいが」
って言うた瞬間びくって顔上げてこっち見た。
「あはは!ちゃい怒られると思うちょう!
大丈夫大丈夫、怒らんけん!」
って言うたら安心な顔してまた寝そべった。
「Aちゃん家の犬とよ、ちょっとけんかしてよ、
すぐごめんなちゃいしたけど、ね〜?」
てちゃいに言うたらお腹ごろんて
「ごめんなちゃい」をした。

絶対分かっちょう。

それは言葉としてなのか波動としてなのか
もっと深い直感みたいなところなのか
それは分からんけど
ただ記号としてお座りお手を覚えちょうだけではない。
っていうかちゃいは「お座り」しかせんけどね(笑)
お手って言うたら首かしげてね、
困った顔するけんかわいくてかわいくて
みんな「よし。」って言ってご飯あげちゃうの(笑)
初代飼い主がそういう学校的発想な
訓練みたいなががいややったがやろうね。
何も教えんかったがよ。
でもお座りはなんちゃ言わんうちからするがよね〜速攻(笑)


言葉が分かるのは何もちゃいだけじゃない。
うちはありがたいことに
賢い犬をいっぱい見る機会に恵まれている。


前はうちも犬怖かった。
近所の犬と友達のとこの犬と
1回は足、1回は手、の2回噛まれたことがあって
中学生のとき噛まれた手はえぐれて血管が見える程で、
すごい怖かった。今も痕残っちょう。
その犬は1年後、飼い主のおばあちゃんも噛んで
保健所へ連れて行ったらしい。
要するに殺された。
良かったとは全く思えない。めっちゃかわいそう。
そんな風に育てられて、たぶんうちのことも怖くて噛んだ。
ほんで分け分からんままガス室。
かわいそうすぎる。
悲しくなったし噛まれてごめんって思うたけど
やっぱりもともと怖かった犬が
もっと怖くなって近寄るのも無理になっちゃった。

そんなある日のこと。うちは15歳。
徳島の知り合いの家に居候させてもらったのだけど
でっかい白い犬が4匹おる家やった。
最初はやっぱり避けて、向こうはじろりと
こっちを見るのを目そらし、そーと通りすぎる。
やけど毎日見よったらすっごいおとなしくて
繋いでないがやにのんびり寝よう。
夜は山の中で遠吠えしたり
動物狩ったりしようらしいけど
昼間はまったく怖くない。
そろりそろりちょっとずつさわってなでてみた。
喜ぶ。かわいい。またなでる。喜ぶ。かわいい。またなでる。
その繰り返しで1週間後には一緒に昼寝もできた。(笑)

その後も奇跡的にいい犬達に恵まれて
犬怖い病完治!いぇい!ありがとう!


今は犬大好き。
ちゃい大好き。


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プロフィール

志和 樹果(Mikika Shiwa)

Author:志和 樹果(Mikika Shiwa)
1992年へその緒を首に巻いて死にかけながら生まれ落ちる。高知県足摺半島で育ち、音楽と芸術に没頭、中学卒業と同時に旅人になる。ギターとハーモニカを持ってライブを重ね、16歳で自主制作1stアルバム「こもど」を作って売り歩く。18歳のときドイツに渡り、路上で歌いながら1年ちょっと、世界23ヶ国の旅をする。その後ユウタと出会い、バンド the Old Wooden Band や録音を始める。22歳になって、Great Spirit と名付けたバンドで突然ドラムを担当することになり、メンバー4人のみでアメリカブルースの道を辿るツアーを決行し、その珍道中を収めた「日常と長い夜~Everyday and Hard Night~」というロードムービーを制作。現在は高知県西部の古民家で録音スタジオ「二十億光年スタジオ」を作り、録音やバンド活動をしながら、まだまだ旅の途中。
The Old Wooden Band 動画 ↑ここをクリックするとyoutubeに飛びます。

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