ビートルズに埋もれる

ここはビートルズの故郷リバープール。
テキトーにうろついてたら
いい場所を見つけたから
そこに紙を広げて歌おうとした
その瞬間来たマークって人がまだ歌ってないんだけど
小銭をいれてくれた
そして一曲聴いてくれてまた小銭を入れてくれた
そんで
ここは私有地だからたぶんダメって言われるよ
ぼくがいいところ教えてあげる
みたいなことを言われた
うん、じゃあ、つって片付け始めたら
マークの言うとおり警備員さんがやってきてニッコリ
ここはだめですといわれ
はいすいません,

と言うことで
ビートルズがライブしてたパブとか
レノンズバーとか名前からしてのやつ
とかがいっぱいあるストリートに
連れていってもらった
そこは本当に良いところで
普通の観光客も来るけれど
やっぱりちょっとマニアックな人が多くて面白い

1時間ぐらいかなあ歌ってたら
マークがどこからか戻ってきて
しばらく聞いてくれた後また小銭を入れ
食事に行こうという
ちょっと考えてから,
うんおなかすいたしと思って付いていった

本当のこというと少し疑っていた
初対面の人であんまり親切すぎるのはおかしい
私も何度か騙されたので用心深くなったのだ

だけどマークは終始良い人で
なんだかうちのハーモニカを気にいってくれたらしく
えらく賞めてくれる
スティービーワンダーのような
ビッグプレイヤーに君はなれるよ!!
だって。おいおいホントかよ(笑)

それでサラダとポテトと卵みたいなやつを食べた後
ビートルズが昔演奏してたらしい
キャバーンってバーに連れて行ってくれて
そしたら髪はきのこカットでネクタイしめて
(ひとりだけスキンヘッドだったけど)
おもいっきしビートルズのコピーバンドが演奏していた。
結構いい。アマチュアってわけでもないみたいだ(そりゃそうか)
あっその前にもう一人他のバーで
ビートルズをやるおじさん見たんだった。
あっさらにその前にまた他のバーで
2人組みのロックバンド見たんだった。
よく考えれば濃厚な1日だったなーーーー
それでそのビートルズが良かったから
キャバーンのはしっこで踊ってたら
(その時は飲んでたといえどまだ平常心)
近くにいた観光客らしき中年夫婦が
みきかの踊りをめっちゃ笑う。
なぜだか笑いながら一緒に踊りだし
その周辺が盛り上がりステージの前まで連れていかれ
恥ずかしいけどしょうがない
何人かで手を取り合って踊ってたら
おもしろくて気がついたらハイになっていた。

けれどそのバンドはもう終わりごろで
少し時間が開いたあと
ティムというギター一本の男の人が登場した
ティムもめっちゃ良くやはりビートルズで
でも1人なのでどっちかっていうと
聴かせて一緒に歌う感じだったから
すごく気持ちよくみんな一緒に歌っていた
10曲ぐらい横にゆれゆれしてたかなあ
突然、、、、
「フロムジャパーーーン、ミッカーーーーーー!!」
あとなんか言ってたと思うけど分からない
でもそこは聞こえて
えっ????はい????
気のせい????
いやこっち見てる????
はい????(爆笑)

マークが「ハーモニカ、ハーモニカ」
とジェスチャーしながら言う
「ミー??ミー??」自分を指差すと
そうだ、としきりにうなづく
後で分かったことだがマークがティムと友達で
「ハーモニカの上手い女の子がいるよ」
とライブ前に言ってたらしい、、、、
なぬ、私が踊い狂っていた時かなあ

それでめちゃくちゃびっくりしたけども
どうも自分を呼んでくれてるみたいなので
ハーモニカを持っていって
どんな曲する?どんなキー?
とかステージの上で相談した。
ブルースか?ってきかれ
いや、ブルースは無理、って言った
はっきり言ってハーモニカだけで吹くの
初めてなんです、って言わなかった(爆笑)
ブルースもなんとなく分かるけど
吹いたことないので危険です。あははははは
結局二ールヤングの曲になった
二ールヤング好きだし知ってる曲だったけど
題名は思い出せない。

無我夢中で吹いた
だってそんなの初めてだし

知らない人のために言っとくと
いつもギター弾きながら
2年前ぐらいから吹いてるんです
でもまったく自信なんてないし
いつもテキトーに吹いてるだけ、、、、、
マークに褒められたのにも驚いてたんだよね

そんなに緊張はしなかったけど
とにかく集中してあの時間を思い出せないぐらい
一生懸命吹いた
うん。無我夢中という表現が一番いい気がする
テクニック的には普通の音とベントだけで
あとはそれっぽくふるわせてみた
(地元のブルースハープおじさん達を
たくさん見といて本当に良かった。)
それが良かったのかなんだか
あと場がすでに盛り上がった雰囲気だったという
非常にありがたい状況であったこともあり
ミッカーーーーーー!!のハーモニカは
ウケた。

ティムもファンタスティック!!と言ってくれた
ティムがお客に問う
「もっと聴きたいかーーーーーー!?」
お客「わーーーーーー!!ぱちぱちぱち」

一曲ギターを弾いて歌うことになった
しかしそれは大失敗。
ティムのギターは半音下げたチューニングで
その上リハーサルどころか弾いてみてもいないので
自分でギターの音が聞こえない
それなのに少しあせってしまい
そういうことを考える余裕がなかった
ハーモニカとは合わないは、歌もあれ?みたいな
ありゃありゃありゃ
しまった、と思った時には遅かった
そこで引き返すかそのまま乗り切るか、であるが
引き返すと素人くさいことが経験から分かっている
それでもおどけて冗談言って笑かす人もいるが
そんな余裕はもっと無い
このまま乗り切るしかないと判断し
アドリブでごまかしつつ短めに終わった

反応も微妙だったがさっきも言った通り
すでにできあがった酔っ払い達の
ありがたーーーーーい環境だったために
水をさすということにならずにすんでほっとした

とはいえ、落ち込むよーーーーーー(笑)
まあね、なんでもうまくはいかないよね。
いい勉強じゃ。

でもハーモニカが良かった良かったってみんな言ってくれて
ティムも「明日もいる?いるなら来てよ!また一緒にやろう!」
みたいなことを言って名紙をくれた


ということで長ーーーーいこと書きましたが
本当にこれ以上に長ーーーーーーい1日でした。
また次の日に続きます。







プロフィール

志和 樹果(Mikika Shiwa)

Author:志和 樹果(Mikika Shiwa)
1992年へその緒を首に巻いて死にかけながら生まれ落ちる。高知県足摺半島で育ち、音楽と芸術に没頭、中学卒業と同時に旅人になる。ギターとハーモニカを持ってライブを重ね、16歳で自主制作1stアルバム「こもど」を作って売り歩く。18歳のときドイツに渡り、路上で歌いながら1年ちょっと、世界23ヶ国の旅をする。その後ユウタと出会い、バンド the Old Wooden Band や録音を始める。22歳になって、Great Spirit と名付けたバンドで突然ドラムを担当することになり、メンバー4人のみでアメリカブルースの道を辿るツアーを決行し、その珍道中を収めた「日常と長い夜~Everyday and Hard Night~」というロードムービーを制作。現在は高知県西部の古民家で録音スタジオ「二十億光年スタジオ」を作り、録音やバンド活動をしながら、まだまだ旅の途中。
The Old Wooden Band 動画 ↑ここをクリックするとyoutubeに飛びます。

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